ナスカの地上絵

セスナ機から見下ろした地上絵はテレビで見たものよりも小さかった。

しかも車が縦横濡人に荒らした跡がくっきり見える。

保存という概念を疑いたくなる、一つの地上絵を真っ二つに無残に割って走るコンクリートの国道。


ナスカの地上絵にはこれらの欠点がある。


しかしそれを補えるだけのものはあった。犬、猿、鳥、宇宙人の地上絵は、実に鮮やかだった。少年だった15年前の感動が蘇り、1000年以上前のナスカ文明に想いを馳せることができた。


すばらしい。