ジャングルに泊まる

「ワオワオワオワオワオワオー」。恐竜の鳴き声かと思いたくなるような、地響きする程凄まじい吠えザルの鳴き声が、辺り一面にこだまする。

真っ暗なハンモックの周りには、季節外れの蛍が私に光をくれる。

空を見上げると、満点の星空の間を縫って流れ星が流れていく。



そんな一夜になるはずだった。

夕方までは。。。


雨が降ってすべてが水に流れた。後はハンモックの上で懸命に寒さを凌ぐだけ。この旅程、寝袋の必要性を感じたことはない。買っとけば良かった。。。